欧州サッカーの祭典
ヨーロッパのサッカークラブチームの頂点を決める大会がUEFA欧州チャンピオンズリーグです。
チャンピオンズリーグは欧州各国の国内リーグの上位チームによって毎年9月〜翌5月に渡って本戦が開催されます。
毎年開催されるスポーツイベントとしては最大規模といえる大会です。
そして欧州チャンピオンズ2019/20大会の決勝戦はイスタンブールで開催される事になっていました。
ところが2020年に入ってからの新型ウィルス感染拡大を受けてサッカー界も試合・大会の中止を余儀なくされます。
欧州チャンピオンズリーグも決勝トーナメント１回戦(ベスト16)の4試合を残した段階で中断となっています。
7月に再開を検討
ところがここに来て欧州サッカーの運営に動きが見られました。
2020年4月17日、欧州サッカー連盟(UEFA)が欧州チャンピオンズリーグを7月に再開し、決勝戦を8月29日にイスタンブールで行う案を軸に検討しているとBBCやスカイなどのメディアが報じました。
スカイ・イタリア版の報道によると、
●決勝トーナメント1回戦(残り4試合) 8月7日〜8日
●準々決勝 8月11日〜15日
●準決勝 8月18日〜22日
と行ない、決勝戦は8月29日に当初と同じイスタンブールのアタトゥルク・スタジアムで開催する日程案との事です。
準々決勝と準決勝については1週間程度のミニトーナメント方式で行なう形式も併せて検討中という事です。
いずれにしても決勝戦は8月29日にイスタンブールでの開催を想定しています。
まだ決定ではありませんが、UEFAは23日に会合を持つ予定とのことです。
トルコは尚厳戒体制
トルコは4月17日現在、週末の外出禁止措置など感染拡大防止の為の厳しい対応が続いています。
いまだ感染者数の拡大も続いており、とても収束を見通せる状況ではありません。
欧州全域に目を向けると更に深刻な状況の最中にあり、激震地となったイタリアやスペインでは死者数が減少に転じたというものの、今尚日に500人もの方が新型ウィルスで亡くなっています。
さすがに8月開催というのは時期が早すぎるのではないかというのが正直な感想です。
大勢のサポーターが集結
チャンピオンズリーグの決勝戦が通常の形で開催されれば、スタジアムには70,000人もの人が集まります。
決勝に進出した両チームの母国からもサポーターが大挙してイスタンブールに訪れる事になります。
そんな試合が現実に可能なのでしょうか。
もちろん状況によっては日程も再考されるでしょうし、無観客試合になる事も考えられます。
欧州チャンピオンズリーグは世界中のファンが試合を待ち望んでいるのは間違いないですが、できることであればしかるべき時期に大勢のサポーターに囲まれた中で試合が開催できたらと思います。
現時点の勝ち残りクラブ
UEFA欧州チャンピオンズリーグ19/20は中断前の段階で、
●パリSG
●アトレティコ・マドリー
●アタランタ
●ライプツィヒ
が準々決勝進出を決めています。
更に決勝トーナメント1回戦のカードの内、
●マンチェスター・シティvsレアル・マドリー
●バルセロナvsナポリ
●バイエルンvsチェルシー
●ユベントスvsリヨン
については、いずれもホーム＆アウェーの第2戦を残しています。
トルコ最大のスタジアム
決勝の会場となる「アタテュルク・オリンピヤト・スタドゥ」は収容人数76,000人を誇るトルコ最大のスタジアムです。
国が所有するスタジアムで特定のクラブのスタジアムではありません。
日本の国立競技場のような位置づけのスタジアムです。
但しトルコを代表するイスタンブールの強豪クラブ「ガラタサライ」がダービーマッチやチャンピオンズリーグの試合会場として使用しています。
過去には2004/05シーズンのチャンピオンズリーグの決勝戦もここで行われています。
その時にはリバプールとミランが決勝を戦い、リバプールが3点のビハインドをひっくり返す大逆転勝利を果たし“イスタンブールの奇跡”として語り継がれています。
まとめ
UEFA欧州チャンピオンズリーグは欧州中が熱狂するビッグイベントです。
そんな大きな大会が復活する事をもちろん望んでいます。
ただその前にクリアしなければいけない事が目の前にたくさん残っている事も事実です。
何よりまずは新型ウィルス問題をしっかり収束させる事が大切です。
無事に収束した後には、たくさんのサポーターに囲まれる中、イスタンブールで決勝戦が開催される事を楽しみにしたいと思います。
イスタンブールで行われる試合で世界中のファンが楽しみを共有できたら最高ですね。
その時を楽しみにしています。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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