イスタンブールは見所がいっぱい
トルコ最大の都市であるイスタンブールは、栄華を誇ったオスマン・トルコ帝国の帝都 (当時の名称はコンスタンチノーブル)だった都市でもあり、数多くの歴史遺産を抱えて います。
旧市街、新市街、アジアサイドでそれぞれに違う雰囲気を持っており、どのエリアも魅力的です。
見所は非常に多く、じっくり腰を落ち着けて観て回りたい都市でもあります。
イスタンブールは散策に向いている
ツアー旅行であれば予め効率よく行程が設定されているのでしょうが、個人旅行なら時間の許す限り興味のある場所を見に行けるのでこちらも魅力です。
イスタンブールは市内の交通インフラが整備されている都市なので個人旅行にも向いています。
またそうしたイスタンブールの散策には欠かせない2つのカードがあります。
それが「イスタンブール・カード」と「ミュージアム・パス」です。
どちらも非常に利用価値が高くカード自体も美しいので旅の思い出にもなるカードです。
是非活用して頂きたいです。
イスタンブールのトラム
イスタンブール市内、特に旧市街にはトラムヴァイ(通称トラム)と呼ばれる路面電車が 張り巡らされており、本数も多くとても便利です。
イスタンブールのトラムはT1号線~T4号線まで4路線が運行しています。
駅と駅の間も近く、料金も安く、運行本数も多いので本当に便利です。
イスタンブールは坂の街でもあるので、トラムを使うメリットは計り知れません。
T1号線
トラムの中でも観光客の利用が圧倒的に多い路線がT1号線です。
旧市街の西端のバグクラル(Baycilar)駅から旧市街の中心部を抜けて新市街の カバタス(Kabatas)駅までを1時間強で結ぶ路線です。
T1号線には31の駅があり、スルタンアフメット(Sultanahmet)駅やエミノニュ駅など 遺跡や港に隣接する駅を抱えています。
アヤソフィアやブルーモスク、地下宮殿などはスルタンアフメット(Sultanahmet)駅 が至近です。
またエミノニュ駅からはガラタ橋に行ったり、ボスポラスクルーズに乗る事もできます。
T2号線
T2号線は新市街の「イスティラス通りの道の真ん中を通る路面電車で「ノスタルジック・ トラム」と呼ばれています。
実際レトロチックな車両で、タクシム広場からイスティラス通りのほぼ端までを行き来しています。
T3号線
T3号線はイスタンブールのアジア側地域、カドキョイ(Kadikoy)駅からモダ(Moda)駅を 運行しているトラムです。
こちらもノスタルジック・トラムと呼ばれています。
観光と言うよりは生活の足と言う役割の大きい路線と言えます。
T4号線
T4号線はグランドバザールの西に位置するトプカプ(Topkapi)駅からモシーディ(Mes Scid-i)駅まで北に向かって伸びる路線です。
一ちらもローカルの人向けのトラムと言う役割が大きく、観光客は少な目です。
イスタンブールの交通機関
トラム以外にも地下鉄、バス、それに船などもよく整備されており、しかもイスタンブール交通局によって良く整備されています。
共通の料金システムによって運用されているのはとても大きなメリットです。
イスタンブールの交通機間に乗車するにはジェトン(トークン)、回数券、イスタンブール・ カードと言う乗車券の購入方法があります。
ジェトン トラムなどの交通機関に乗車する為に、通常はジェトン(トークン)と呼ばれるプラスチック 製のコイン型の乗車券を購入します。
料金は1路線1回5TL(約95円)です。
T1線など同じ路線であれば、どこまで乗っても同じ料金で行けます。
あくまで1路線1回に付きジェトン(トークン)が1枚必要と言う事になります。
改札口にコインの投入口があるので、そこにジェトン(トークン)を投入すると、バーなり ゲートが動かせて中に入場できる仕組みになっています。
トラムだけでなく、市内のほとんどの交通機関に乗る事ができます。
具体的には
●トラムヴァイ(トラム)
● 地下鉄
●市内バス
●フニキュレル
●テュネル
●大型船(ワフル)
●近郊の列車
に乗る事ができます。
いずれもジェトン1枚(5TL)です。
電車もバスも船もと言うのは画期的ですよね。
但しジェトンでは新市街のイスティラス通りを走るノスタルジック・トラムに乗る事は何故か できません。
回数券
イスタンブールの交通機関には回数券と言う乗車券もあります。
回数券には1回券~10回券まで種類があります。
●1回券:5TL
●2回券: 8TL
●3回券: 11TL
●5回券:17TL
●10回券:32TL
回数が増えるほど1回辺りの料金は安くなっています。
回数券はイスティラス通りのノスタルジック・トラムにも乗車できます。
イスタンブールカード イスタンブール・カードは市内の交通機関を自由に乗り降りできる、プリペイド型の交通 カードです。
日本のSuicaやPASMOなどに相当するカードです。
乗り方もSuicaなどと同じでタッチして改札を通過するスタイルです。
カードを購入する時に6TL(約114円)が掛かるのですが、乗車料金は通常の料金より 割引され最も安い料金で乗れる為、たくさん利用するほどお得になります。
一回一回料金を支払う面倒も無いので、利便性の面でもお薦めなカードと言えます。
イスタンブルカードはイスティラス通りのノスタルジック・トラムにも乗車できます。
イスタンブールカードで乗車すると、料金は1路線1回2,6TL(約49円)になります。
また乗り換えをする場合、ジェトンは毎回5TL必要ですが、イスタンブールカードの場合は 2時間以内の乗り換えであれば 1回目の乗換乗車は1、85TL(約35円) 2回目の乗換乗車は1,40TL(約27円)、 (3回目以降の乗換乗車は0.90TL(約17円) と更にお得になります。
イスタンブール・カード
イスタンブールカードはトラムの駅にある券売機や、駅周辺の売店などで購入する事が
但し売店で買う場合はフTLなど、価格が異なる場合があります。
券売機で購入するのはハードルが高いと思うかも知れませんが、実はイスタンブールの トラムの券売機は日本語表記ができるので、それさえ知っておけば難無くイスタンブール カードを購入する事ができます。
注意点としては現状、券売機でイスタンブール・カードを購入する時は紙幣(10TL~ 100TL)しか使えません。
10TLを投入すると、イスタンブールカードにカード代を差し引いた4TLがチャージされた 形ででてきます。
カードにチャージする イスタンブールカードへのチャージも券売機で行なう事ができます。
これも日本語表記があるので難しくはないのですが、チャージには硬貨が使用できず、 またお釣りがでない為、高額紙幣を入れるとそのままチャージされてしまいます。
イスタンブール・カード専用のチャージ機もありますが、日本にあるEdyのチャージ専用機 と同じでカードを置いて紙幣を入れるとそのままチャージされてしまうので注意して下さい。
トラムの降車方法」 経験していまうと何と言う事は無いのですが、意外に気にしている方が多いのがトラムの 降り方の様です。
実は降車時にはジェトンやイスタンブールカードのチェックは無く、出口から外に出る だけです。
バーが設置してある場合も出口のバーはロックされていないのでそのままバーを 押して出れます。
ここは安心して下さい。 旅の思い出やお土産に、 イスタンブールカードには綺麗なデザインのものが多いです。
券売機で買う時もイスタンブール・デザインのカードを購入する事ができます。
間違いなくイスタンブールに来た記念になりますし、お土産にしても良いと思います。
1枚6TL(約114円)なら安い買い物と言っても良いかもしれません。
実際に使えると言う点が話としても面白いと思います。
まとめ
トラムを中心に解説してきましたが、イスタンブールは交通機関がよく整備されており便利です。
そしてその利用をより便利にしてくれるのがイスタンブール・カードなのです。
市内の交通機関を使いこなせれば行動範囲が大きく拡がりますので、是非イスタンブール カードを手に入れて、散策を楽しいものにして下さい。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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