皆さんが大変な時期に旅行紹介の記事は不謹慎と言う意見もある事は承知していますが、こんな時だからこそ楽しい情報が欲しいと言う声も頂きましたので、旅行した際の紀行記事を投稿させて頂きます。
チェックアウト
ボスポラスの海は今日も穏やかです。
かもめが気持ち良さそうに空を飛び交っています。
今日はスルタンアフメット・ホテルの最終日です。
午前中にホテルをチェックアウトをして新市街の別のホテルへと向かいます。
その前に、まずはいつもの様に朝食会場に向かいます。
今日も温かいコーヒーが嬉しいです。
レストランから眺める海の景色もこれでお別れかと思うと名残惜しい気がします。
ゆっくり朝食を味わってから部屋に戻り、出発の準備をしてフロントに向かいます。
気さくなフロントのおじさんが、夕方まで荷物預かろうか?と親切に聞いてくれます。
大丈夫と伝え、チェックアウトをしてホテルを離れます。
ホテルを出ると目の前にはブルーモスクの姿。やはり素晴らしい光景です。
電車移動
今回は最初から一泊は新市街に泊まると決めていました。
スルタンアフメット駅から路面電車に乗り新市街を目指します。
終点のカバタス駅で地下鉄に乗り換えます。
カバタス駅からタクシム駅まで急な坂道を2繋ぐだけの地下鉄で、これもイスタンブール カードで乗車できます。
出発するとあっと言う間にタクシム駅に到着します。
タクシム
タクシン駅の前はやや殺風景な広場でした。
でもこれがトルコのニュースで度々映し出されるタクシム広場なのです。
タクシム広場の前でタクシーを捕まえます。
トルコのタクシーは基本的に交渉制です。
行き先を言って「ハウマッチ?」と英語で聞けばドライバーが価格を言ってきます。
事前に大体の相場をしっておく事が大事で、相場さえ掴んでおけば無茶苦茶な値段を払わせられる事はないと思います。
ホテルまで直線距離は大した事ないのですが、道路の都合でタクシーはかなりくねくねと道を回り込んでようやくホテルに到着しました。
今日の宿泊は新市街に建つ「リッツカールトン・イスタンブール」です。
リッツカールトン・イスタンブール
リッツカールトン・イスタンブールはタクシン広場から数百メートルと言う新市街の高級 住宅地区に建っています。
日本でリッツカールトン・ホテルと言えば安い部屋でも7万円からと言った価格帯の高級ホテルですが、実はイスタンブールでは2万円ちょっとから泊まる事ができます。
日本と比べると驚くべき価格差なので、こうした機会に泊まってみると言うのも良いかと思います。
SPGカードを保有している人なら1泊無料で宿泊する事もできます。
チェックイン
日本とは価格が違うとは言ってもホテルのグレードはリッツカールトンそのものです。
ホテルの入口の前にはゲートが設けられ、X線検査があります。
検査を抜けるとフロントマンが出てきて荷物を持ち、丁重に名前を聞いてきます。
名前を告げてパスポートを提示すると、直ぐにチェックインの手続きをしてくれます。
チェックインを終えると、そのまま部屋まで案内してくれました。
途中1階のラウンジではハリウッド・スターみたいな人達が談笑していました。
こちらは至って”庶民な”服装だったので焦りました。
スタジアム
部屋は7階にある海側の部屋を用意してくれました。
やはり海が見える部屋の景色は素晴らしいです。
眼下には大きなスタジアムが見えます。
香川選手が移籍しプレーした事で日本でも脚光を浴びたトルコのビッククラブ 「ベジクタシュ」のホームスタジアムです。
トルコは欧州でも指折りのサッカー人気の高い国として知られており、その中でも 「ガラタサライ」「ベジクタシュ」「フェルネバチェ」はトルコリーグの3大クラブとして絶大な人気を誇っています。
ガラタサライには長友選手も在籍し活躍していました。
ペジクタシュのホームスタジアムは美しい新スタジアムとして知られていて、そのスタジアムが今正に部屋の下に拡がっているのです。
サッカー好きな人なら堪らないロケーションですよね。
部屋
ホテルの部屋はベットもソファもカーペットも、直ぐに質の高さを肌で感じます。
シャワールームもとても広く、アメニティも充実しています。
テレビのチャンネルも幾つあるのか分からないほどたくさん映ります。
何気に凄いのが空調で、本当に心地良い温度・湿度にコントロールされています。
一流のサービスと言うものを考えさせられる素晴らしいお部屋でした。
旧市街のホテルとは全くの別物なので、どちらが良いと言う話では無いのですけどね。
あちらはあちらでとても素敵ですし、むしろ好きです。
新市街
部屋で少し落ち着いた所で新市街の散策に出発です。
このホテルではいつもタクシー移動のお金持ちが前提になっているのか、タクシムまで行く道が余り整備されていません。
でこぼこした道路を進んでようやくタクシム広場に続く大通りに出ます。
タクシム広場を通り抜けると、その先には新市街随一の繁華街であるイスティラス通りがあります。
東京で言うと銀座か表参道の様な場所になるのでしょうか。
延々と続くイスティラス通りの両側には都会的なお店が建ち並んでいます。
デパートの様な商業施設もあれば、お菓子店なども多く、きれいなケーキやお菓子がショーウィンドウを飾っています。
スターバックス
イスティラス通り沿いにスターバックスの店舗がありました。
旧市街ではスターバックスは見かけませんでした。
イスタンブールの限定品が無いかと店舗に入ると予想通り「ご当地もの」がありました。
各地で見かける限定タンブラーは無かったのですが、限定マグカップがあったので購入しました。
色もデザインもとても素敵でお気に入りです。
トルコのお菓子
続いてトルコのお菓子チェーンOOの直営店舗に入ってお土産さがしです。
トルコにはさまざまなお菓子があって価格もリーズナブルです。
味は日本のお菓子よりもかなり甘目の味付けが多いですが、基本的にどれも美味しいので お薦めできます。
路面電車
新市街は旧市街とは対象的でとても都会的なエリアです。
それでもイスティラス通りの真ん中にはノスタルジックトラムとよばれる路面電車(路面パス)が走っていて文字通りにノスタルジックな雰囲気を演出しています。
ノスタルジックトラムは通りの端から端までをひたすら往復しています。
速度は走れば追いつけるくらいにゆっくりなので、トラムに飛び乗る人や車両の後ろにぶら下がろうとする人もいます。
イスティラス通りの店を見て歩き、食料や飲み物を手に入れて部屋に戻ります。
新市街の海側へ
食事をしてから夜まではまだ少し時間があったので、スタジアムや海の方に散策に出てみる事にしました。
ベジクタシュのホームスタジアム”Vodafoneスタジアム”は白い屋根が美しく映えるスタジアムで、なるほど欧州で評判になるのも納得です。
海の際まできたのですが、雨が降ってきたので屋台でスミットを買って部屋に引き換えしました。
部屋にて
部屋に帰って足を伸ばすと、これまでの旅行の疲れが出たのか一気に身体がくつろぎモードになってしまいました。
さすがに一流ホテルのシャワーはとても使い易く、タオルもいちいち気持ち良いです。
明日の行程や、飛行機の時間などを確認していると結構よい時間になっています。
そろそろ電気を消して寝る事にしました。
明日はいよいよアヤソフィアに行きます。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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